平成30年度の「環境賞」の受賞者が決定しました。
https://biz.nikkan.co.jp/sanken/kankyo/
環境賞は「環境保全や環境の質の向上に貢献すべく、時代の要請に応える優れた取り組みを表彰」しており、
環境大臣賞、優秀賞、優良賞からなる40年以上にも及ぶ由緒ある賞です。
平成30年度の環境賞は2017年11月1日~2018年1月10日に募集し、
1月中旬から4月上旬までの間に①書類審査、②ヒアリング審査、③最終審査を経て選考されます。
詳しくは募集要項(https://biz.nikkan.co.jp/sanken/kankyo/entry.html)を参照してください。
今年の環境大臣賞は、「鉛・PCB廃棄物を削減する循環式ブラスト塗膜除去」
優秀賞が「ガスセンサー制御硫化物法による金属廃液・汚泥処理」と、
「新規分解菌による1,4-ジオキサン等を含む排水処理」
優良賞には「廃タイヤ等の異素材混合物を削ぎ取る破砕・分離技術」と
「下水熱利用と老朽管補修を両立する技術」が受賞されました。
おめでとうございます!!!
詳しい受賞者や内容は以下を参照の上で各受賞者へ問い合わせてください。
さて、このように、現代では様々な賞が存在します。
L2-Tech、省エネ大賞、各展示会での賞、地方自治体での賞など。。。
中小メーカーはこういった「賞」を狙いに行くべきでしょうか?
答えは「狙うべき」です。
「賞」を取るためには時間も手間もかかります。
しかし、中小メーカーはリソースが限られています。
効果がなければ賞を取る必要がないと考えがちです。
しかし、賞は取りましょう。
可能な限り有名な(安心できる名前の)賞を取りましょう。
一番の理由は賞を取ると、営業がしやすくなるからです。
しかし、賞を取った経験のある企業は「実際に売上には結びつかない」と考えるかと思います。
ポイントは「賞の使い方」です。
賞を取っただけでは売り上げは変わりません。
賞は「一押し」と考えることが大事です。
賞を取ったら、「一押しツール」として賞を営業の中で活用することが大事です。
特に、中小メーカーは大手メーカーと比較してブランド力がありません。
ある程度知名度のあるメーカーであっても、新製品には知名度がありません。
そんな時、賞を取ると「〇〇に認められ、最も△△として賞を受賞しています」と言えるようになります。
この瞬間、お客様は企業自体のブランド力ではなく、技術の信頼性で判断していただけるようになります。
特に、自社製品の技術が尖っている場合は有効です。
通常、中小メーカーは信頼を勝ち取ることが難しいです。
同じような技術、同じような価格であれば、お客様は大手メーカーを選びます。
しかし、賞を取って技術を証明するだけで大手メーカーを勝ることができます。
代理店も自信をもって紹介できるようになります。
さらに、賞を受賞してから1年間は「新規開拓」のチャンスになります。
以前受注できなかったエンドユーザーや、休眠になってしまった代理店を動かすチャンスです。
賞を受賞するだけで再度購入を検討してくれるようになります。
また、受賞したら自社のWEBサイト(ホームページ)に掲載しましょう。
WEBサイトに受賞の旨を掲載すると、その賞で検索したエンドユーザーや代理店がWEBサイトに訪れます。
多くの人がWEBサイトへ来ると、WEBサイトの順位が上がり、問い合わせも得られやすくなります。
結果的に、その分野で自社技術の地位を得ることができるようになります。
普段の販促が非常に重要ではありますが、
企業ブランドがないメーカーこそ、賞を受賞することが大事です。
そして、「聞いたことないけどいい感じの名前の賞」は世の中にいっぱいあります。
さらに、選ばずに賞を受賞するだけであれば結構簡単です。
賞を活用して営業を「一押し」することも大事です。
頑張りましょう。