先日、テレビを見ていたらパナソニックのCMが流れました。
パナソニックが地上波のCMで修理を推していました。
衝撃です。
考察がもろもろ入るので、正しいわけではありませんが、
CMが気になる方は以下からみれます。
衝撃です。
電機メーカーは昔から、新製品のCMを流していました。
たまにブランドCMも流していますが、たいていの場合は技術力(開発力)でした。
これまでの競争原理は技術だったんですね。
しかし、このCMは技術は技術でも、開発ではなく修理の体制です。
だいぶ土俵を変えました。
消費者、特にBtoCはこういう時代になったのかと衝撃でした。
これまでは新しい技術、これまでにない体験に価値がありました。
だからこそ、「○○だけの」や「独自技術」、「業界No.1の実績」といった文句が定番化していました。
そして、マイナーチェンジでのルーティン新製品を発売し、製品単価を維持しながら技術を誇示していました。
しかし、このパナソニックのCMはその技術ではない技術、新しい体験や機能ではなく、
「安心」を売り出しています。
「パナソニックは修理が充実しているから、何かあっても安心」という土俵へパラダイムシフトしています。
以外とこのCMは衝撃ですね。
おそらく、日本の消費者、BtoCの傾向が変わってきている事と、技術の限界が来ていることも起因しているかと思います。
(現行のビジネスモデルの限界)
今まで通りのCMを流しているだけの電機メーカーはやられるかもしれません。
同じことはBtoBでも言えます。特に中小企業でも同じ問題です。
中小メーカーは唯一無二のすごい技術を持っているメーカーさんが多いです。
だからこそ、ほとんどのメーカーは自社の技術を売り出します。
自社を振り返っても技術押しになっていないでしょうか。
しかし、もうその時代は終わりつつあります。
BtoBであっても、その相手が工場でも病院でもビルでも福祉施設でも、
安心を買いに行く流れが起きています。
最近、現場でも「こういう技術はないですか?」の時に、
尖った技術よりも「信頼できて、ある程度効果のある技術」の方が喜ばれます。
時代の変化です。
中小メーカーにとって、サポートなどは不利に思われますが、そんなことはありません。
中小だからできる戦い方があります。
地域密着型代理店ネットワークの強さです。
この辺りはよく聞かれるポイントですが、自社人員でサポート体制は不要です。
中小だからこそ、サポートを仲間で支えることができます。
大手には大手の戦い方が、中堅企業には中堅の戦い方が、
そして中小企業には中小企業の戦い方がそれぞれあります。
しかし、時流は刻一刻と変化していることは間違いないです。
楽しみです。
早速、ご支援先と仕掛けたいと思います。
時代のスタンダードになった時、中小であっても強固な会社が作れますね。
2025年に向けた動きが始まっています。
頑張りましょう。