2018年も残りわずかですが、12月7日に船井総合研究所主催の省エネ・IoTメーカー研究会が開催されました。
メーカー、商社だけでなく、工事業の方や廃棄物業の方も合わせて総勢120名が全国から船井総研丸の内オフィスへ集結し、
業界の最先端事例や新規開拓手法など実務で使える経営者のための場となりました。
2018年、BtoBの産業メーカー・商社にとっては変化の多い年となりました。
人手不足が深刻化しており、IoT、自動化に注目が集まる一方で、
製造業全体が好調であったため、「まぁまぁ仕事がある」という状況でした。
そんな中、分業化や効率的なチーム営業での高生産性を実現する会社が現れており、
最新の事例を通じて明日から使えるノウハウを共有させていただきました。
船井総研の会員様の特長ですが、素直、プラス発想、勉強好きの経営者の方が多く、
今までの「待ち営業」ではないメーカー、商社が全国から集まっていただくことは大変ありがたいです。
中小のメーカー、商社にとって今年は「リストベースのマーケティング」元年だったかと思います。
より早く取り組んだ企業の皆様はやはり多くの案件を少ない人数でこなしていました。
また、先進的な企業は「定額モデルへのシフト」を実現していました。
来年は「チーム営業」の年になるかと思います。
人手不足がより一層厳しくなる中(大手が工場作業員の確保さえできていない!)、
プロフェッショナル人財を確保することはもはや現実的ではないです。
だからこそ、如何にして分業化できるか、目安としては女性が活躍できる企業こそ高生産性が実現できるかと思います。
実際に女性が活躍している会員様もいらっしゃり、そういった経営者とお話させていただいて
私自身、勉強になることが多かったです。
第一部では2019年の時流予測として船井総研の執行役員 菊池よりお話させていただきました。
会員様には当日のテキストも共有させていただきますが、
2018年7月以降の景気の変化、これからの予測についてお話させていただきました。
第二部ではテーマ別講座として、希望に合わせて3つの講座が展開されました。
①【組織マネジメント】経営者が取り組む成長ステージでの評価制度構築
株式会社船井総合研究所 上席コンサルタント 貴船 隆宣
②【既存顧客深耕】顧客分析とその活用
株式会社船井総合研究所 シニア経営コンサルタント 藤堂 大吉
③【販促強化】 ”地域密着企業”が取り組むデジタルマーケティング
株式会社船井総合研究所 チーフ経営コンサルタント 釜谷 洋平
それぞれの講座では最新の事例を通じて、「なんとなく頑張れ経営」ではない
最新の手法とノウハウが共有されました。
その後は、省エネ・IoTメーカー研究会の2018年表彰式があった後、2つの講座がありました。
第三部 「中小メーカーの為のデジタルマーケティング」
・ブランド力がなくてもニッチNo.1になる方法
・人手を使わず自動で新規アポイントを獲得
・活用していない名刺交換先から新規案件を獲得
第四部 「少ない人数でやり切る戦略的組織営業」
・忙しいからこそ少ない手間で新規開拓
・中小でも超大手を開拓する組織営業
・強い顧客基盤で業績アップする経営術
中小企業だからこそ、より効率的な営業を展開している最先端の企業様は元気だなとパワーをいただくとともに、
そういった会員様による情報展開はありがたいです。
会員の皆様にはテキストを共有しておりますので、もう一度テキストを見直していただき、
2019年の更なる飛躍の一助になれば幸いです。
会員様同士での新たなビジネスもいろいろと起こっていることを方々から今日もたくさん共有いただいています。
新たなビジネスが確かに生まれ、お互いにライバルでありながら師であり、友である、
そういった場になっていることがありがたいです。
2019年の新企画も続々と開始しており、来年はさらにパワーアップするので
非常に楽しみでありつつ、主宰者として身が引き締まる思いです。
本年もありがとうございました。
来年はさらに頑張りましょう。