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省エネ・環境機器メーカーがチェックすべき2018年のキーワード[No.31]

あけましておめでとうございます。

 

省エネ・環境機器メーカーにとって2017年はどういう1年だったでしょうか。

2018年は更なる飛躍の為に抑えておくべきキーワードと、具体的な施策が必要になります。

 

国内マーケットの一番のキーワードはズバリ、2020年問題です。

2020年はオリンピックが開催されるので、産業界も含めて日本全体が2020年に標準を合わせています。

実際、設備投資も加速しており、肌で実感されている企業も多いかと思います。

半導体業界の好調も相まって受注が拡大する一方で、2020年問題はもっと深刻です。

 

2020年に向けてまさに”今”準備しないと、この好調に乗り遅れるだけでなく、

2020年の後が苦しくなります。

 

2020年の後に成功するために省エネメーカー、環境メーカーが抑えるべきキーワードは以下です。

 

 

 



・エネルギー、製品の”IoT化”、”見える化”

・設備の”遠隔監視”、”管理代行”

・営業の”診断化”

・製品の”周辺化”



 

 

 

 

 

まずはエネルギー、製品のIoT化、”見える化”です。

紙や職人まかせの属人的な管理から、IoT化、見える化がさらに進みます。

電気を使った製品は見える化がしやすいのですでに多くの企業で導入されておりますが、

そのほかの分野はまだまだです。

電気を使った製品についても見える化、IoT化が十分ではありません。

ただ単純に液晶画面で見れるだけ、、、が多いので、如何にそれを活用できるかです。

”経営”に見える化を活かして初めてIoTとしての価値が生まれるので、環境ビジネスにかかわるメーカーさんは

今すぐIoT化に取り組む必要があります。

 

 

 

 

例えば、塗料メーカーであれば製品をただ売るだけでなく、室内温度、空調負荷、屋根温度の見える化です。

センサ3つのデータを無線で飛ばして3つの関連を見える化するだけで充分IoTです。

お客様にとって満足度が上がるだけでなく、そのデータは横展開にも生かすことができます。

サンプル施工であれば定量的に効果を提示することができます。

自社製品がもたらすお客様へのメリットをセンサを使って見える化することが大事です。

 

 

 

 

 

 

電気関係でも、見える化できていない部分は大きくあります。

単純なOn、Offの制御で省エネや環境改善をもたらすだけでなく、

メンテナンスや消耗部品の交換、定期検査、生産の効率化へのフィードバックをする必要があります。

売った後にお客様がしなければならないこと、お客様がなかなかやってくれないことを定量化することが重要です。

それが差別化となり、また自社を選んでいただく根拠になります。

 

 

 

 

そのほかのキーワードはまたの機会に。

 

2018年頑張りましょう。

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