中小メーカーにとって展示会は新規顧客を獲得する重要なイベントです。
だからこそ、いかに「良いお客様」を「できるだけ多く」獲得できるかが重要になります。
この①いいお客様を②できるだけ多く獲得するためにはどうしたらいいでしょうか。
お金が潤沢にあれば展示会にひたすら出て多くの接点を持つことが重要です。
しかし、展示会は1回に1小間であっても100万円近くかかり、なんども多くは出ることができません。
今回は展示会で良いお客様=狙っているターゲット(名刺の質)をできるだけ多く=集客が多い(名刺交換数)
獲得するためのパネルについてです。
展示会で名刺の質が高く、名刺交換数を増やすパネルとはどんなパネルでしょうか。
ポイントは2点です。
①パっと目に入る配色にする
②一目で興味をそそるキャッチコピーにする
実はこれだけです。
まず、①パっと目に入る配色にすることが重要です。
展示会でよく見かける「かっこいい」パネルは多くの場合、目立たず、印象に残りません。
大手企業であれば、配色が「キレイ」であっても、ネームブランド力があるので問題ありませんが、
中小企業の場合は「数ある展示の一つ」にしかならず、集客できません。
以下のブログが参考になります。
配色によって目立ち方が相当変わりますね。
目立つ看板を作るための配色って?補色を使ったデザインの作り方
展示会は400~1000の企業が出展しており、その中で集客するためには
キレイな看板よりも目立つ看板がいいです。
実際、私が作る時は多くの場合、赤に白(黄色)や、紺色に白(黄色)が多いです。
②一目で興味をそそるキャッチコピーにする
二つ目のポイントはキャッチコピーです。
よくあるパネルは「革新的な●●技術の○○(製品名)!」や会社名を書いてある場合です。
結論から申し上げると、製品名や社名は誰も興味ないです。
大手企業であれば、むしろ社名を押し出したほうが集客力がありますが、
中小メーカーの場合、社名も製品名も技術名も誰も興味をそそりません。
単なる自己満足になります。
ターゲットとターゲットの課題、ターゲットに対する効果を整理するほうが集客力があります。
例えば、「食品工場必見!産廃汚泥を50%削減してコストダウン!」です。
展示会の来場者は、歩きながら「自分に関係ある(興味ある)言葉」が目に入ります。
言うなれば、「3秒で気になるキャッチコピー」にすることが重要です。
だからこそ、興味をそそるキーワードを散りばめることがポイントです。
さらに、興味をそそるキーワードは専門的なワードよりも、一般的な言葉を使いましょう。
メーカーは専門的で詳しいのでふつうに使っている言葉でも、
実は専門用語であることが多いです。
ターゲットが普段使っているキーワードを使いましょう。
決して、製品名や企業名、技術名など「誰も知らない言葉」は使ってはいけません。
パネル1つでも集客が変わります。
展示会は安くないので、パネルにこだわって成功させましょう。
以下の本は参考になります。
売れるチラシの作り方ハンドブック―すぐに使える ひと目でわかる
小野 達郎 (著)
頑張りましょう。