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片山和也の生産財マーケティングの視点【中途採用のポイント(1)】

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前回、採用が戦略的決断であることを述べました。私自身が船井総研の中途採用の面接を行います。
我々コンサルティング会社の場合は、優秀な人材が採用できるかとうかは業績に直結します。そこで、私が中途採用を行う上でポイントにしていることをお話したいと思います。それは次の5点です。

 1.コンサルタントへの志望動機
 2.船井総研への志望動機
 3.他社の受験状況
 4.すぐに稼げるかどうか
 5.年収の問題と家庭環境等の問題

まず志望動機がずれている人は採りません。「何でコンサルタントになりたいの?」という質問に対して「経営者になりたいからです」と答える人が結構います。コンサルタントと企業経営者は似て非なるものです。「では何ですぐに独立して経営者にならないの?」と切り返すと「勉強をしようと思いまして・・・」といった回答になります。どんな会社でも、中途入社に求めるのは即戦力です。勉強したい人などを採用する余力などあるわけがありません。
また、組織へのロイヤリティーが無い人は長続きしません。ですからコンサルタントになりたい動機に加え、なぜ船井総研なのかを確認します。この時、船井総研の書籍を読んでない人も採用しません。船井総研へのロイヤリティーがあれば、必ず数冊程度の書籍は目にするだろうからです。また、同業他社と掛け持ちで受験してくる人も採用しません。船井総研の理念に共感して、船井総研だけを受けに来る人でなければ採用しないのが船井総研のスタンスです。
本当に優秀な人を採用したいのであれば、受験する側に自社の理念を伝え、その理念に共感してくれた人を採用するという姿勢が必要です。そのためには自社の理念を明確に見せられ、伝えられるものに落とし込んでおかなければならないということです。

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