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2023年7月の時流とその対策

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ニデック(旧 日本電産)がTAKISAWA(旧 滝沢鉄工所)を買収

久しぶりに、工作機械業界に大きな衝撃がはしりました。
ニデックがTAKISAWAをTOB(株式公開買い付け)により、買収するというのです。

ニデックはかねてから「工作機械メーカー日本一を目指す」といってきました。
また同社の創業者でも永守会長は「工作機械ビジネスは高収益な成長ビジネス」といわれています。

ニデックはTAKISAWAを買収することによって、工作機械事業の年商が1000億円を突破します。

ちなみに業界トップクラスのDMG森精機の年商が約5000億円。業界大手の牧野フライス製作所やオークマの年商が約2000億円ですが、1000億円クラスの工作機械メーカーというのは間違いなく「業界大手」というポジションです。
また事業規模1000億円、というのは事業レベルとしても大手企業の1事業として遜色の無いものです。
さらにニデックは「研削盤」「放電加工機」といった、他加工プロセスの領域もM&Aのターゲットとしています。今後、ニデックがさらにM&Aを重ね、業界最大手を目指す動きをかけることは間違いないでしょう。

3年大名、7年乞食?の工作機械ビジネスに注力する理由

ちなみに私は、前職時代から合計すると工作機械ビジネスに30年近く深く関わっています。
昔の業界の人は工作機械ビジネスのことを「3年大名、7年乞食」といっていました。どういう意味かというと、景気が良い時期も3年ほどはあるが、残り7年は厳しい時期が続く、ということです。つまりそれだけ景気変動の影響を大きく受けるビジネスだった、ということです。

実際、「工作機械ビジネスは景気変動の波を大きく受けるので上場には適さない」と公言する大手工作機械メーカーの経営者の方も昔は多々おられました。

しかし現在の「DX」あるいは「EVシフト」の時代になって、その状況は大きく変わった様です。
その内容は次の通りです。

<昔との違い1.デジタル(DX)が必需品化した>

わかりやすくいえば、今や“スマートフォン”無しの生活というのは、大半の人が成り立たないと思います。言い換えれば“常時ネット接続が当たり前の時代”だということです。
さらにはデータの保存場所も今やハードウェア内ではなく、クラウドというインターネット上に保存されています。つまりデータ量が増えれば増えるほどデータセンターの要領はどんどん拡張されていくわけで、半導体の需要も事実上“スーパーサイクル”といわれる、右肩上がりの状態が続いています。
もちろん、ミクロにみれば多少の山・谷はあるかもしれませんが、マクロにみれば右肩あがりです。
こうした半導体を製造するためには半導体製造装置が必要で、半導体製造装置を製造するためには工作機械が必要です。しかも高精度な工作機械無しには半導体製造装置はつくれません。
工作機械産業が成長産業になった大きな理由です。

<昔との違い2.EVシフト>

以前の本レポートでも書きましたが、EVシフトすると加工プロセスは「汎用工作機械主体」になるといわれます。従来の内燃機関の時代は「専用工作機械主体」でした。
需要が限られた専用機メーカーに集中する構造ではなく、幅広く多工程に対応する汎用(標準)工作機械メーカーに広く需要が集まる構造に変わる可能性が高い、ということです。

<昔との違い3.残存者利益を享受できる>

昔は工作機械メーカーの高級機といえば、ドイツ製、あるいはアメリカ製でした。
しかし今や、ドイツの工作機械メーカーもその多くが中国など新興国に身売りしています。もっといえば、前述のDMG森精機の場合、もともとは
・デッケル
・マホ
・ギルデマイスター
という、ドイツの3大工作機械メーカーが統合してDMGになり、その後、森精機と統合してDMG森精機になったわけです。
アメリカも生産を新興国にアウトソーシングした安価を売りにするメーカー、あるいは米国内で生産しているにしても、やはり安価を売りにする様なメーカーしか残っておらず、かつて“名機”とよばれた工作機械を製造するメーカーは、現在ではほとんど残っていません。
ところが日本には多数の技術力を有する工作機械メーカーが残っています。

つまり「DX」さらには「EVシフト」という新たな“時流”を享受できる今の時代に、わが国の工作機械産業は大きくマッチしている、という見方ができるわけです。

無料お試しご参加企画!日本の生産財業界のキーマンの講演を、間近で聴く絶好のチャンスです!!

今回のこのTAKISAWA買収を含め、ニデックで工作機械事業の指揮をとる人物こそ、ニデック株式会社 副社長執行役員 機械事業本部長 西本 達也 氏 です。

ニデックの西本副社長は、今や業界の重要キーマンの一人ということができるでしょう。

そしてタイムリーなこのタイミングで、西本副社長をお迎えして特別講演の機会を次の通り企画いたしました。

船井総合研究所が主催する「ものづくり経営研究会」8月度定例会(品川プリンスホテルで開催)の特別ゲスト講師として、前述の ニデック株式会社 副社長執行役員 機械事業本部長 西本 達也氏 をお迎えして“日本が誇るグローバル企業、ニデックが見据える日本の生産財マーケットの今後と未来”というテーマでご講演いただくことになりました。

この「ものづくり経営研究会」8月度定例会は、無料お試しご参加が可能となっております。

<「ものづくり経営研究会」8月度定例会の概要>
日時:2023年 8月22日(火曜日)13時~17時(受付開始12時30分)
場所:品川プリンスホテル
※船井総合研究所 第96回経営戦略セミナー分科会として開催

↓↓↓無料お試し参加のお申し込みはこちらから!
https://seizougyou-koujoukeiei.funaisoken.co.jp/event/subcommittee/10548/

↓↓↓本講座の詳細は下記からご覧ください
https://funaisoken.zohobackstage.com/2023019

潮目が変わる生産財業界において、貴重な示唆が得られるまたとない機会です。

ぜひ、上記「無料お試しご参加」にお申込みいただき、東京・品川プリンスホテルで開催される本分科会にご参加いただければと思います。
また地方から来られる方は、東京出張の行き・帰りの時間も、会社にいては中々できない将来の自社の経営戦略をゆっくり考えていただく時間になるかと思います。
さらに本分科会(ものづくり経営研究会)には、全国から100名を優に超える
・製造業経営者
・商社・販売店経営者
が一堂に会します。志の高い経営者同士、全国に人脈をつくっていただく絶好の機会でもあります。

ぜひ「無料お試しご参加」をご検討いただければと思います。
私も会場で、皆様とお会いできることを心から楽しみにしております。

↓↓↓無料お試し参加のお申し込みはこちらから!
https://seizougyou-koujoukeiei.funaisoken.co.jp/event/subcommittee/10548/

↓↓↓本講座の詳細は下記からご覧ください
https://funaisoken.zohobackstage.com/2023019

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