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驚きのアメリカ版 第2弾 グレートカンパニー視察ツアー2012レポート:3日目

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驚きのアメリカ版 第2弾 グレートカンパニー視察ツアー2012レポート

■ 視察3日目(2012年10月9日 火曜日) ■

視察9社目:オートデスク(Autodesk)

従業員数 6,800人   売上19億5000万ドル(約1365億円)
 GPTW52位(2012年)

オートデスク社入り口の様子 Mr. Mike White (Vice President)による講演の様子 オートデスク社ショールームの様子
オートデスク社入り口の様子 Mr. Mike White (Vice President)
による講演の様子
同社ショールームの様子

 (1)同社の概要
●工業用CAD(コンピューター・エイデッド・デザイン:コンピューター援用設計)ソフトの分野においては、世界のトップメーカー。
●18の言語に対応しており、85カ国以上で使用されている。
●同社は「Help people image」というビジョンで世の中に貢献すると同時に、働きがいのある職場もあらゆる角度から追求している。

 (2)働きがいのある職場に対する同社の取組み
●同社は44カ国に展開しており、従業員の30%がアジア、17%が欧州地域に展開している。従ってグローバル環境における人材マネジメントが求められる。人事部には120名が在籍している。
●会社をあげて「働きがいのある職場」づくりに取り組んでおり、アメリカを始め中国・台湾でも”働きたい職場ランキング”にエントリーされている。
●こうした社員満足(ES)を実現するための施策として、いくつかのプログラムが進行している。
●具体的にはTOTAL REWARDSプログラム、ヘルス&ウェル-ビーイングプログラム、グローバルコーポレートチャレンジがある。

 (3)社員の健康増進を会社が最大限に支援
●例えばグローバルコーポレートチャレンジでは、7人1チームにて世界中の社員がエントリーすることができる。その上で万歩計を支給され、どれだけ歩いたかを世界中で競うというものである。
●このプログラムの結果、社員の66%がオートデスク社は社員の健康を大切に思っていると感じている。また会社として「歩く」ことを強く奨励している。例えばあえて会社より遠い場所に車を停めて歩く、トイレは違う階に行くことによって歩く、といった奨励である。
●ヘルス&ウェル-ビーイングプログラムは、社員のスポーツクラブ会費を会社が費用負担するものである。
●さらにFitbit tracker main feathresは、社員が望めば無料で支給されるものである。これは万歩計の機能に加えて睡眠時間、カロリー、階段を上がった段数をトラッキングすることができ、健康管理が行えるものである。
●同社も社員の健康保険を100%負担している。米国の健康保険は医療費の使用金額により保険の掛け金が変わってくる。従って社員が健康を維持することが、会社にとってもコストを削減することに直結する。
 (4)長期の有給休暇(Paid Time off)を奨励
●同社では4年間に6週間の長期休暇を取る事ができる。これはREI、グーグル、インテルにおいても見られた制度である。
●これら各社は数年に1回の長期休暇を奨励することにより、長期勤務の動機付けとしている。
 (5)“柔軟な職場”の推進
●会社はもちろん、自宅、ホテル、出張先でも快適に働ける、“柔軟な職場”を推進している。
 (6)世界中で社会貢献を推進
●中国では学校を修繕するプログラム、ネパールでは中古PCを配布するプロジェクト、インドでは荒廃した村を再建するプログラムを推進している。
●また社員が行った寄付金については、その費用を会社が立て替える制度がある。

視察10社目:インテル・ミュージアム

インテル本社敷地内にあるインテル・ミュージアムの視察を行った。

インテル・ミュージアム外観 インテル社製品の歴史が展示されている
ミュージアム外観 同社製品の歴史が展示されている

視察11社目:セールスフォース・ドット・コム(SalesForce.com)

従業員数 7785人   売上16億5000万ドル(約1155億円) 
GPTW27位(2012年)

セールスフォース・ドット・コム社外観 セールスフォース・ドット・コム社入り口の様子 シニア・バイスプレジデント トニー・ロドニー氏による講演
同社外観 同社入口の様子 シニア・バイスプレジデント
トニー・
ロドニー氏による講演

 (1)同社の概要
●”クラウド”環境による”ソーシャルエンタープライズ”が同社の事業ドメインである。
●1999年3月に創業。創業者は元オラクルの役員。現在は創業11年であるが急成長を遂げた。直近の売上高は30億ドルに到達しようとしている。顧客数100,000件を超えている。
●SFA(セールスフォースオートメーション)+SNS(ソーシャルネットワークサービス)の概念にて、トヨタ自動車、バンクオブアメリカ、バーバリー、赤十字 他 世界の有名企業にプラットフォームを提供している。
●日本法人の従業員は500名。今やアメリカの次に大きな売上をつくる存在である。

 (2)技術的背景
●1980年代はクライアント・サーバーの時代であったが、1990年代はデスクトップの時代になった。さらに2000年はモバイル&クラウドの時代となり2010年はソーシャル・レボリューションの時代である。
●事実、現在SNS人口は11億人を超えており、メール人口を既に超えている。まさにFaceBook、U―TUBE、TwitterといったSNSレボリューション(革命)の最中にいるといえる。
●価値観の変化も激しい。2010年は大半のCIO(企業の情報責任者)がIpadは導入しないとアンケートに回答しているのに対し、2011年には過半数のCIOがIpadの導入を検討すると回答している。

 (3)同社の理念:社会貢献と働きがいのある職場づくり
●技術的にはクラウドで最先端の同社であるが、「働きがいのある職場」づくりにも同時に力を入れている。GPTWにも取り組んでおり、2011年は52位であったのに対して2012年は27位と急成長している。
●また社会貢献活動には創業当初から注力している。
●同社には「One-One―One」ルールがある。これは社員の就業時間の1%をボランティアの時間に、利益の1%を寄付、製品の1%を非営利団体に無償で支給するというものです。
●創業当初は当然利益も出ていなかった。それでも最初からこのルールを設けていた。

視察12社目:アップルストア

アップル本社敷地内にあるアップルストアの視察を行った。

アップル本社外観 アップルストア外観
アップル本社外観 アップルストア外観

視察13社目:シスコシステムズ(Cisco Systems)

従業員数 71,825人   売上461億ドル(約3兆2270億円)  
GPTW90位(2012年)

シスコシステムズ社受付の様子
同社受付の様子 Mr. Wayne Cullen (Senior Vice President)
による講演の様子

 (1)同社の概要

●インターネットを構築する上で不可欠である、ルーターに代表されるネットワーク機器を製造している。ネットワークにおけるプラットフォームを提供していくのが同社の使命である。
●特に今後重視しているのが、クラウドへの対応である。全てのデータセンターの3割以上がクラウドとなっている。

 (2)同社の文化

●当社は独自のカルチャーを持っている。
●技術だけでなく人間をローカルでもグローバルでもつなげたい。製品と哲学によって、人々をコネクションしていきたい。
●テクノロジーに固執しない。変化に柔軟に対応していく。
●節約をする。
●社員を信用する。仮にレベルが低いと思われる社員でも信用して現場に任せる。
●離職率は低い。あるとすれば上司との人間関係か、自身のキャリアアップの為。今回講演いただいたMr. Wayne Cullen自身が3回退職して3回戻ってきている。

 (3)社会貢献への取組み
●社員がボランティアに費やした時間分、会社より手当てが支給さえる。
●またビジネス上の倫理的な問題を起こさない為の教育に力を入れている。特に発展途上国において、 汚職や賄賂に巻き込まれない様に毎年指導している。

 (4)研究開発への取組み
●毎年売上の10%以上を研究開発に投資している。我々の様なハイテク産業の場合、これくらいの研究開発投資をしなければ、競争力が保てないと考えている。

 

以上

 

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