8月21日・22日の2日間、第88回経営戦略セミナー2014が開催されました。
本セミナーは船井総研毎年恒例の一大イベントで、今年は2279名もの方がご参加されました。昨年は1500名のご参加者でしたので、実に1000名近くもご参加者が増えたことになります。
もっと言えば私が船井総研に入社した頃は、ご参加者が500名を超えれば大成功と言われていましたので、当時からすると想像できない人数のお客様にお集まりいただいたことになります。
今回の集客に至った理由として、船井総研としての戦略の転換を挙げることができます。
かつての船井総研は創業者である船井幸雄、またカリスマコンサルタントである前社長 小山雅彦に大きく依存していました。
こうしたカリスマコンサルタントであれば、1人で数百人ものお客様を集めることができます。
ただし会社として育成することは容易ではありません。
しかし発想を変えて、1人で30人集めることができるコンサルタントを100人つくることができれば、計算上は3000人のお客様を集めることができます。
1人で30人集めるコンサルタントを100人つくる、ということであれば、組織として取り組むことは不可能ではありません。
プロを育成することができる超プロが20人も集まれば、数年で100人のプロを育成することは可能です。
こうした戦略の転換が、2279名という過去最高のご来場につながったのだと思います。
また経営戦略セミナー分科会として、機械工具商社経営研究会では
「機械工具商社経営サミット2014」を、
↓↓↓機械工具商社経営サミット2014の様子
https://factory-business.com/blog/874/
また部品加工業経営研究会では「部品加工業経営サミット2014」を開催しました。
↓↓↓部品加工業経営サミット2014
https://factory-business.com/blog/858/
我々の業界も戦略の転換が必要です。
つまり「新業態の付加」と「新規開拓(商圏の拡大)」です。
今回、両サミットでご講演いただいた6社もそうですが、現在好調な会社、元気のある会社は この2つに前向きに取り組んでいます。
一般市況は消費税増税の影響もあり、振るいません。
その点、我々の生産財業界がありがたいのは、価格競争など厳しい面もありますが、それでも「円安」という強力な追い風があることです。
さらに大手企業も業績好調でありながら、かつてのリストラで社内の人的資源は決定的に不足しています。
従って、我々中小企業がうまく「顧客代行」で価値を創ることができれば、お客はこちらを向いてくれます。
実際、前述のご講演いただいた各社も、それで大きな成果をあげられています。
今は見方を変えればチャンスといえる面も多々あります。
前向きな組織・社風をつくり、前向きに取り組んでいくことが大切だと思います。
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