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新入社員教育のポイント

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今年も新卒採用を行っている会社にとっては、新入社員が入社してくる時期になりました。各社新入社員の受け入れ準備などが本格化しているのではないでしょうか?

船井総研でも新入社員への受け入れ、具体的には新入社員研修の準備などが本格化しています。

ちなみに、私 片山和也 も、船井総研に入社してくる新卒社員への新入社員研修の中で、講座を担当しています。

私が担当している講座は「お金との付き合い方」というテーマです。

新入社員は、どこの会社でも給料が安いものです。ところがスーツや靴を買わなければならないなど、給料が安い割にお金がかかるのも新入社員の苦しいところです。

中にはクレジットカードの使いすぎで、カードを止められてしまう新入社員もいます。

また船井総研ではコンサルティングの中で、Web制作会社や印刷会社を紹介する、といったこともでてきます。当然の話ではありますが、こうした外部業者から万が一金品を受け取ると、それは背任行為となります。

あるいはお客様から「お車代」あるいは「おかげで業績があがりました!」と個人的に金品を出されることがあります。当然のことながら、業務外で金品をいただくのは背任行為になります。

他にも仕事をしていれば、お金に関わるトラブルや誘惑が数多くあるはずです。

こうした我々にとっては当たり前のことでも、新入社員にとっては未知のことです。従ってきっちりと、こうした「常識」を教え込む必要があります。

もちろん、前述の様な講座は、当社の総務部門や法務部門のスタッフが懇切丁寧に行います。しかし現場の実戦でコンサルティングを行っている現役のコンサルタントが講座を持つのとでは、リアリティや話の中身は全く変わります。

大切なことは講師を変えて、繰り返し伝えているのです。

ある研究によると、人は7回同じことを繰り返し言わないと、それは本当に伝わらないといいます。

よく1回くらい話をしただけで「ウチの社員は言っても動かないんですよ」と嘆く上司の人がいますが、1回では足りないのです。最低7回は話さないと伝わらないものなのです。

また「鉄は熱いうちに打て」といいますが、新入社員への教育は初めに厳しく、徐々に優しくしていくことが鉄則です。

これが逆になると、すなわち初めに優しく、徐々に厳しくしていくと教育的には逆効果です。

また「7回褒めて3回叱る」という言葉があります。一人前の部下の場合は「7回褒めて3回叱る(あるいは諭す)」でいいかもしれませんが、これは新入社員の場合は逆になるでしょう。

またコンサルティング会社もそうですが、機械工具商社の様に形が無いもの(=商社機能)を売っている営業会社にとっては、何よりも「価値観」を最初のうちに浸透させることが大切です。

商社にとっては、

・営業とは「気配り」である

・数字が人格

・粗利120万円/月 で黒字、粗利200万円/月 で一人前

といったところだと思います。

今の新入社員が、10年後の中核社員になります。

そう考えて新入社員教育に力を入れていただきたいと思います。

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