船井流経営法の中に「一点突破」という言葉があります。自社の長所・強みを磨き上げ、独自固有の長所に高め、お客様の支持を集めるというものです。
この一点突破を「3S」によって実現している会社が、大阪府大東市に本社を置く株式会社山田製作所です。同社は従業員17名の町工場ですが、この「3S」を究めることによってトヨタグループを始めとする大企業を中心に、のべ1200社以上の企業から視察を受けています。
「3S」とは、“整理”“整頓”“清掃”3つの頭文字のSを取ったもので、製造業における基本的な環境整備を指したものです。“整理”とはいるものと、いらないものを分けること。“整頓”はいるものの置き場所を決めること。“清掃”とはきれいにすることです。
人間は環境の生き物ですから、「3S」を実行することでモラルと生産性が向上します。
同社の場合、始業時間の10分前から工場の清掃を行います。場所は日替わりで変え、1箇所を集中的に行います。工場の機材はキャスターが付いているので、清掃を行う際は簡単に移動させられる様、工夫されています。
また工場の床は年に2~3回も塗りなおすといいます。しかもこれを9年間も続けているので、500㎡の工場の床をわずか4時間で塗りなおすことができるそうです。
同社の取り組む「3S」は社員教育はもとより、テレビや新聞・専門誌など多くのメディアに取り上げられることで、同社の知名度を飛躍的に高める効果をもたらしました。
「3S」はその気になれば、どんな会社でも取り組める基本的なことです。その「3S」に徹底的にこだわり、従業員17名という小所帯ながら、全国からのべ1200社もの視察企業を集める同社は素晴らしいと思います。
今、山田製作所では、生産が集中していることもあって当面は工場見学の申し込みを受け付けないことになっています。
そうした中、船井総研が主催する「先端『町工場』視察セミナー」(開催2014年9月12日(金曜日))においては、特別に工場見学を受け入れていただけることになりました。
↓↓↓先端『町工場』視察セミナー2014の詳細はこちら
https://www.funaisoken.co.jp/seminar/514259.html
今回で4回目となる「先端『町工場』視察セミナー」は、バスツアーとなる関係上ご参加人数が限られ、毎回キャンセル待ちとなっている企画です。
今回の視察セミナーでは、前述の株式会社山田製作所をはじめ、超“高精度”機械加工で日本トップレベルの東亜精機工業株式会社(大阪市)を視察します。
さらに東大阪の町工場の技術・取り組みがわかる ものづくりビジネスセンター大阪(MOBIO)の視察も行います。
また前日から大阪に前泊される方には、9月11日(木曜日)夜に、特別セミナーと懇親会・前泊ホテルもご準備させていただきます。
モデル企業の視察は、本当によいインスピレーションを自社にもたらします。また幹部社員の方と同席することで、普段中々できない価値観の共有を行うことができます。
本視察セミナーは先着20名様限定の企画となっております。
ぜひご参加をご検討いただければと思います。
↓↓↓本視察セミナーの詳細・お申し込みはこちら
https://www.funaisoken.co.jp/seminar/514259.html
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