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先端「町工場」視察セミナー2014in関東(1)

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2014年3月7日、先端「町工場」視察セミナー2014in関東が開催されました。

全国から40名を超える、熱心な部品加工業経営者の方がご参加されました。

視察1社目は、3Dプリンタ加工で日本一の 株式会社ジェイ・エム・シーです。

同社代表取締役 渡邊 大知氏より、熱いご講演をいただきました。

 

 

<ご講演の概要>

・現在、同社は従業員35名、平均年齢31歳。近年、新卒採用をスタートした。

・光造型機7台、インクジェットタイプ3Dプリンタ1台、石膏タイプ2台を設備している。1992年からRP(ラピッド・プロトタイピング)に取り組み、国内でも3Dプリンタの草分け的存在と言える。

・ここ何年かは急成長している。2014年度決算は売上8億3000万円、経常利益1億円を見込む。ちなみに5年前は売上3億4200万円、経常利益300万円であった。

・3Dプリンタの他に、長野県飯田市に工場のある鋳物事業がある。全売上に占める3Dプリンタ事業の割合は約4割。鋳物事業が6割を占める。

・3Dプリンタは試作受託がメインであるのに対し、鋳物は10~100個ロットの量産である。試作から量産への流れが理想である。

・また3Dプリンタは医療用途でリピート受注を受けている。特に手術前の開頭検討用の骨モデルなど。

・自社の特徴として、見積り回答1時間以内、365日稼動、1社1回限りの無料造形サービスを売りにしている。

・営業に力を入れている。営業:製造の人員比率は1:2となっている。また広報・PRにも力を入れており、広報チームを置いている。

・リーマンショック前までは自動車産業への売上比率が65%であった。現在は自動車28%、産業機械28%、医療11%、情報11%となっている。同じ業界から売上30%以上の仕事は取らない。また1社から15%以上の仕事は取らない。

・多能工を推進している。現場経験を経て営業に回るパターンが多い。

・将来は上場も視野に入れている。成長の為に年間1億円は設備投資に回している。現在、ベンチャーキャピタルを入れている。

・渡邊社長は元プロボクサーで、現在でもハングリー精神は強い。ぬるま湯的な業界団体や地域の団体には一切所属しない。

 

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