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新入社員のうちに教えておくべき3か条

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いよいよ、新入社員が入社してくるシーズンになりました。

新入社員の受け入れ体制の整備、研修の準備など、皆様もそうした新年度の行事の仕事が、いよいよ差し迫ったものになってきているのではないでしょうか。

「何事も最初が肝心」といいますが、新入社員教育においてはまさにその通りであると言えます。では新入社員のうちに最低限教えておくべきこととして、何が挙げられるでしょうか?

教育学者として著名な元神戸大学教授の森信三氏は、家庭の教育3か条というのを挙げられ、「この3つだけしっかり教えれば子供はきっちり育つ」と強調されました。

それは、

1)親が読んだら、ハイ!と大きな声で返事をする

2)朝起きたら親に、おはようございます!と大きな声であいさつをする

3)靴を揃える、さげたイスをきちんと元に戻す これだけを徹底して躾ける、ということです。

いかがでしょうか。大人でもできていない人が意外と多くいるのではないでしょうか。

新入社員の教育も子供の教育も同じです。まずは入社した最初の段階で、この3か条を徹底して新入社員に躾けることが必要です。

さらに私はこの3か条に加えて次の3つの要素が必要だと思っています。

 

第1に「指導する側が情熱を持ってあたる」ということです。情熱は人から人に伝わるものです。

よく「ウチの新入社員はヤル気が無いんです」という声を聞きますが、これは新入社員にヤル気が無いのではなく、指導する側に情熱が無いことが原因です。従って「誰に指導させるのか?」が問題であり、日ごろから情熱をもった人間を指導にあたらせるのが新入社員教育の大前提になります。

第2に「気配り」を社内での共通言語にして、徹底的に指導するべきです。相手に対す最低限の「気配り」とは、相手を不安にさせないことです。例えば服装をきちんとする、時間を厳守する、メモを取る、即時処理を行う、といったことは全て「相手を不安にさせない」ために行うことです。

特に販売・営業系の会社などは、「稼げる社員になるか、稼げない社員になるか」が、この「気配り」にかかっていると言えるでしょう。

最後に、新入社員の段階で業界の「価値観」とも言えるポイントをしっかりと植えつけることです。

例えば船井総研の場合は、入社段階から「稼ぐこと」と「倹約(始末)」を徹底して教え込みます。ご存知の通り、船井総研の東京本社は丸の内、大阪本社は淀屋橋という超一等立地にあります。

それで「船井総研は大企業なんだ」と勘違いされて“ユルい仕事”をされたのでは、一流の経営コンサルタントにはなれません。

さらにコンサルタントの仕事は「ルール化業」ですし、若手の場合はWebあるいは集客チラシなど何か1点、お客さまである経営者よりも優れた武器を持つ必要があります。

船井総研の場合は、こうしたコンサルタントとしての「価値観」を最初の段階で徹底的に教育します。

それでは機械工具商社の場合はどうでしょうか。

私は下記の様なDVDをつくりました。

↓↓↓(無料動画)30分で学ぶDVD教材!機械工具商社「仕事」の基本シリーズ

https://www.youtube.com/watch?v=S1tPVZ9XFsg&feature=youtu.be

他にも船井総研には、機械工具商社・部品加工業といった業界に特化した新入社員研修メニューをご準備しています。

「鉄は熱いうちに打て」といいます。また、あっという間に10年くらいの時間は流れます。今の新入社員が10年後の中核人材です。

そう考えると、新入社員教育は経営者が真剣になって取り組むべき戦略的事項なのです。

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