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6.JIMTOF2012総括

・2年前のJIMTOFの際も初日に見学を行ったが、明らかにその時よりも来場人数が多く盛況であった。また私の関係先のメーカー
 に話を聞いても、前回よりも好感触な商談が多いといいます。

・実際の市況そのものは厳しいですが、ユーザーにおいては新製品開発など次のテーマがあるものと思われます。

・また2年前と比較してローコスト機やエコノミー機の出展が少なく、大型ワークに対応した複合加工機や高速マシンの展示が多く、
 総じて「国内で通用するモノづくり」を意識している様に感じました。「国内で通用するモノづくり」が今回のテーマといって
 過言では無いでしょう。

・しかし例えば遠州工業のローコストマシンもブースとしては盛況であり、流れとして高付加価値機と徹底したローコスト機との
 二極化を感じました。

・また今回は、JIMTOFセミナーの基調講演で「世界最大の製造業フォックスコン」を聴講しましたが、台湾企業である同社も
 中国においては想定外のトラブルに見舞われていることがよくわかりました。

・またフォックスコンの技術顧問を務めるのは東京大学生産技術研究所の元教授であり、世界最大の製造業の技術を、やはり日本の
 技術者が影で支えている構図がよくわかりました。

・フォックスコンの場合もそうですが、金型加工技術が部品加工技術に応用され、高付加価値部品加工につながっていく流れがあります。
 金型加工技術の部品加工技術への転用が、今後のトレンドになるものと思われます。

以上

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