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片山和也の生産財マーケティングの視点【船井総研が力を入れるズバリ・ソリューションとは】

船井総研のコンサルティングの最大の特徴は、業種別に具体的なコン
サルティングを展開している点にあります。その結果が100を超え
る業種別経営研究会であり、年間800本以上開催されるセミナーに
なります。

そうした中でここ数年、船井総研の社内で頻繁に使われているのが
「ズバリ・ソリューション」という言葉です。ズバリ・ソリューショ
ンとは、その名の通りズバリ業績を上げることができるソリューショ
ン(=提案)という意味です。要は業種ごとに「ズバリ・ソリューシ
ョン」をきちんと探せ、ということなのです。

例えば中古車販売業という業態においては、軽自動車の新古車を仕入
れ、それを目玉に集客を行なうことが「ズバリ・ソリューション」に
なります。従ってコンサルティングの中身は、いかにして軽の新古車
を仕入れるか、といったところからがスタートになります。

また建設会社であればローコスト戸建住宅を手がけることが、「ズバ
リ・ソリューション」になります。ローコスト住宅とは別名コンパク
トハウスとも言われますが、15~20坪の土地に1000万円以下
の予算で建設できる家のことです。昨今では年収300万円前後の世
帯が急増していますが、このクラスの世帯がローンで家を建てるとな
ると、前述のような予算帯となります。

さらに歯医者であれば、インプラントなど非保険商品の販売が「ズバ
リ・ソリューション」であり、地域スーパーであれば食品・惣菜への
品揃え強化がそれにあたります。
もちろん、こうした「ズバリ・ソリューション」は時代の変化ととも
に変化していくものです。いずれにせよ、船井総研におけるコンサル
タントの重要な仕事の1つが、この「ズバリ・ソリューション」を見
つけることなのです。

では私が専門としている生産財業界において、「ズバリ・ソリューシ
ョン」とは何なのでしょうか。
まず部品加工業で言えば、設計部門へのVA/VE提案が「ズバリ・
ソリューション」となります。
↓↓↓VA/VE町工場の事例

ここでは中小企業よりも大手企業、資材部門ではなく設計部門に対し
てPULL型営業で攻めることが前提となります。

また機械工具商社など地域密着型販売店のケースで言えば、大手企業
を対象とした技術セミナーを年間計画で組み集客、その後のフォロー
営業において加工品の受注を取ることが「ズバリ・ソリューション」
になります。
この時のポイントとしては、新規開拓専任担当を置くことと、自社の
ブランド力を上げる各種営業ツールをきちんと整備することが挙げら
れます。

もちろん生産財業界の場合、最後は「人」で決まります。しかし人を
教育するにしても、こうした「ズバリ・ソリューション」が必要とな
ります。なぜなら環境を変えないと人は育ちませんし、先行きが見え
る具体的な施策がないと、社員のモチベーションも上がらないからな
のです。
そうした観点で不況と言われる昨今ではありますが、具体的な業績ア
ップに取り組むことこそ、経営者にとっての最大のテーマだと思いま
す。

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