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片山和也の生産財マーケティングの視点【機械工具商社コンサルティングノート(2)】

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■ いかに機械工具商社は生産性を上げるか?

 

例えば過去に一度見積もったことがある見積りを再度見積る時、スピ

ーディーにその見積書を見つけることができるか?あるいは営業マン

の出した見積りに対する納期問合せに、業務がタイムリーに対応する

ことができるか?といった「情報の共有化」に関する部分は、販売管

理システムの良し悪しにつながる部分です。

 

従来、機械工具商社は「営業会社」という感覚でしたから、販売管理

システムに代表されるITよりも、まずは売ってくることが重視され

ていました。しかし今の時代は個人商店・個人プレーの時代ではなく、

業務や配送まで含むチームプレーが求められる時代です。

 

なぜチームプレーが良いのかというと、個人プレーよりもチームプレ

ーの方が生産性も高いからです。例えばここに3人の引越し屋と、5

人の引越し屋がいたとします。前者はリーダーとルールが明確な引越

し屋。後者はリーダーもルールも不明確な引越し屋であったとします。

さて、同じ作業にあたったとき、早く作業できるのはどちらかと言え

ば、圧倒的に前者の方が早く作業を終えることができます。いかに人

数が多くとも、生産性が低ければビジネス面では致命的なのです。

 

機械工具商社にとって、チームプレーを推進して生産性を上げるため

には、実は販売管理システムの良し悪しがポイントとなります。

船井総研が主宰する機械工具商社経営研究会 会員企業の社長が20

年がかりで開発した販売管理システムは、その点機械工具商社にとっ

て理想的なシステムであるといえます。実際に同システムを導入した

ある機械工具商社は、多くの顧客から「対応が早くなった」との評価

をいただいています。

 

こうしたITを活用したモデルとなる機械工具商社ですが、実際に企

業訪問・見学をしていただくことも可能です。ご希望の方は、本メー

ルを折り返しメールいただければと思います。

 

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