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海外視察レポート

アメリカ東海岸グレートカンパニー視察セミナーレポート:6日目

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驚きのグレートカンパニー視察セミナー
 

2017年10月13日 (金)  このセミナーについて>>

視察15社目:Harvard University(ハーバード ユニバーシティ)

ハーバード大学への入口

キャンパス内の様子
現在は学生食堂として使われている礼拝堂

(1)同校の概要

  • アメリカ最古の大学教育機関。1636年に創業。1年間に集まる寄付金は約1300億円。職員12800名、うち教員2400名。

(2)全寮制が基本の大学

  • キャンパス内の建物の大半が寮となっている。1年生は全員の入寮が義務付けられている。学生は寮から大学に通い、学び、クラブ活動を終えると寮に帰宅し課題に取組み勉強に取組む。
  • 大学4年間を通して、全ての期間を寮で過ごす学生は全体の97%におよぶ。

(3)学費と奨学金システム

  • ハーバード大学は私立大学であり、運営の大半が同大学OBによる寄付金で賄われている。
  • そのため、優秀であるが経済環境が厳しい学生に対しては返済不要の奨学金が用意されている。
  • 年間の学費は約7万ドル(=約840万円)がかかる。ただし家庭の経済環境に応じて出せるであろう学費を算出し、差額を奨学金で賄うシステムがある。全額奨学金のケースもある。
  • 先輩が寄付金で後輩を応援する、そうした文化が同校には根付いている。

大学創立者の銅像、観光名所の1つ

高島氏による講演

西岡社長による講演

 

視察16社目:Legal Seafood(リーガルシーフード)

店舗の外観

店内でのCEOによる講演の様子

現CEOと、その父親

(1)同社の概要

  • 東海岸の6州とワシントンDCに34店舗を展開しているチェーンレストラン。地域で食品の安全に最初に目を向けたレストランでもあり、料理の本を出版したり、オンラインで魚の販売も展開している。

(2)同社の歴史

  • 同社CEOロジャー氏と、その父親 ジェームス氏による講演。
  • 同社は家族経営を貫いており、ロジャー氏の子息で4代目となる。
  • 同社は1904年に、ロジャー氏の祖父にあたるハリー氏がケンブリッジ市に雑貨屋をOPENしたことに始まる。当初はリーガルキャッシュグローサリーという名称であった。
  • 新鮮な生鮮・精肉を扱っているということで評判をよぶ。1940年までは順調に経営を行っていたが、スーパーマーケットという業態が出現したことにより経営
  • 危機に陥る。同社は25坪程度の店舗にすぎなかった。
  • 1950年に隣の敷地を買取り、魚の取り扱いを始める。その後1968年からレストラン事業を始めた。

(3)ビジネスの再定義

  • 現CEOはハーバードビジネススクールで学んだ。その時に担当教授から「あなたのビジネスは?」と聞かれたので「レストランビジネス」と回答したが、再考を促された。その後「フィッシュビジネス」と答えたところ、その通り、と言われた。
  • そこで同社では魚を加工する工場を持ち、オンラインでも食材販売を行っている。
  • コンプライアンスを重視している。例えばパタゴニア産とチリ産の魚は同社では扱わないことにしている。両国での漁業の85%が違法な創業によるものだからである。
  • 同店のクラムチャウダーは大統領就任式でも提供される名物料理。レシピは同社ホームページで公開されている。
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