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驚きのグレートカンパニー視察セミナーレポート:1日目

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驚きのグレートカンパニー視察セミナー
 

2016年10月10日 (月)  このセミナーについて>>

視察1社目:ボーイング(Boeing)

シアトル空港に到着

ボーイング社にバスで移動

ボーイング社工場の外観

(1)ボーイング社の概要

  • 創業1916年、売上高960億ドル、従業員数156,921名。ウィリアム・E・ボーイングと海軍技師ジョージ・コンラッド・ウエスターバレットによって設立された。
  • 世界最大の民間機および軍用機メーカーであり、回転翼航空機、電子および防衛システム、ミサイル、ロケットエンジン、衛星、衛星打上げ機などの幅広い製品を世界90ヶ国以上に提供している。
  • シアトルの本社工場はギネスブックにも掲載されているほど大規模である。

(2)同社ミュージアム・工場見学

  • 同社工場に隣接して、ボーイング社のミュージアムがある。ミュージアム内は写真撮影等も自由。
  • 工場内は90分の工場見学ツアーで視察することができる。ただし工場内は写真撮影のみならず、メモも禁止。
  • 工場の地下には工場配管目的の長大なトンネルがある。工場見学の際はトンネルから工場内に入り、工場中二階通路より、工場内を見学することができる。
  • 今回はボーイング747、787、777の組立工場を視察した。工場内は造船所の雰囲気に近く、固定治具・反転治具の置かれた船台で、機体がユニットとして組み立てられていた。
  • 組立てが終わった機体は儀装工程に移される。儀装工程では毎分5cmのスピードで機体が移動し、組み付け作業が行われる。
  • 驚くべきことに、工場内には卓球台が置いてあり、作業の合間に現場で卓球に興じる様である。また休憩時には、ライン脇に置かれたテーブルでコーヒーを飲みお菓子を食べるなど、日本の一般的な工場と異なり、随分リラックスした雰囲気であった。

工場には滑走路が隣接

同社ミュージアムの外観

ミュージアム内部の様子

(3)ワシントン大学フォスタービジネススクール Jean氏による講演

  • 工場視察後、ワシントン大学フォスタービジネススクールJean氏による講演が開催されました。
  • ボーイングが巨大企業になれた理由は、一言で言ってイノベーションである。
  • フォーブス誌による世界で最もイノベーティブな会社は下記の通り。
     1位 Tesla Motors(テスラ・モーターズ)
     2位 Salesforce(セールス・フォース・ドットコム)
     3位 Regeneron Pharmaceuticals(バイオテクノロジー企業)

  • トップ10社のうち、9社までもアメリカ企業が独占。なぜアメリカ企業はイノベーティブなのか?
  • イノベーションに熱心な会社は、情報収集にも熱心である。また意識してイノベーションへの時間を費やしている。イノベーションに熱心な会社は、普通の会社の2倍の時間をイノベーションの為に費やしている。ボーイングもイノベーショングループを設立している。
  • ディスカッション:
     ①どの様にイノベーションを生む環境をつくりますか?
     ②何がその妨げになりますか?
     ③1つのアイデアをシェアしてください。

GE製ジェットエンジン

機体のカットモデル

Jean氏による講演の様子

視察2社目:ソルティーズ(Salty’s)

  • シアトルの人気レストラン、ソルティーズで懇親会を開催しました。
  • グレートカンパニーアワード受賞各社よりご講演いただきました。

ソルティーズの外観

懇親会の様子

店から見えるシアトルの夕暮れ
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