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ドイツグレートカンパニー視察セミナーレポート:2日目

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ドイツグレートカンパニー視察セミナーレポート
 

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ドイツグレートカンパニー視察セミナーレポート:2日目

(2013年10月7日 月曜日)
視察2社目:ユーイ・ホールディング(juwi Holding)
従業員数 1,800人 売上11億ユーロ  GPTW20位

ユーイ本社会場へ 講演前の会場の様子 同社チーフファイナシャルオフィサーより説明
ユーイ本社会場へ 講演前の会場の様子 同社チーフファイナシャルオフィサー
より説明

(1)同社の概要
・同社は1996年に物理学者であるマティアス・ヴィレンバッハーと、農業・経済学者であるフレッドoユングによって創業された、再生エネルギー分野に特化したプラントメーカーである。
・風力発電をかわきりに太陽光発電、バイオマス発電に進出している。ドイツ国内では原子力発電は影を潜め、再生エネルギーが広く注目をあつめている。
・再生エネルギー、太陽光発電、風力発電、バイオマス発電 原子力発電は影を潜める
・同社には1750名の社員がおり、うち1004名ドイツ国内である。従業員数は右肩上がりで増えている。売上はドイツ国内が2/3、ドイツ国外が1/3である。日本にも進出している。

右肩上りで増える従業員 同社の太陽光プラント 環境に考慮した木造でつくられた同社本社の外観

右肩上りで増える従業員

同社の太陽光プラント

環境に考慮した木造でつくられた
同社本社の外観

(2)同社の技術
・今まで風力314MW、太陽光321MWの発電実績がある。50億ユーロ以上の投資をしてきた。
・風力発電は、高さの三乗に風力が比例する。すなわち高さが2倍になると8倍の風力がある。180mものタワーを建設することもある。以前はタワーの高さは100mほどであった。
・森の中に風力発電をつくるのが同社の独自技術。森の中であれば景観をこわしにくく、また居住地からも離れている。ただし動植物への影響を調べるため(鳥の衝突など)、1年間ものアセスメントを事前に行う。
・同社は2008年、全て再生可能なエネルギーによって賄われている本社ビルを建設した。この木造のオフィス複合ビルは床面積8,500 m²で、約300人の従業員を収容するスペースを有している。

(3)同社の経営理念
・同社のビジョンは、「再生可能エネルギーからの100%のエネルギー供給を実現すること」である。
・そのために複数の自然エネルギー供給手段を組み合わせて開発・実装し技術力を高め、他の企業や団体、自治体と協力しながら世界に再生可能エネルギーの必要性を啓蒙している。

(4)同社の取組み
・同社の社員は平均年齢37歳。マネージャーより下の社員は「おまえ」と言い合う文化である。
・72人分の託児所を用意。6ヶ月から3歳児を預かる。
・社員食堂には力を入れている。近郊の農家から有機野菜を仕入れている。大学の学生食堂よりも安い価格で提供している。

(5)同社のパイロットプラント
・同社の本社敷地内にはパイロットプラントがあり、見学ができる様になっている。
・同社のパイロットプラントで14,000戸の電力を賄うことができる。
・風力発電については1KWあたり13円で売電している。

カーポートの上にソーラーパネル 同社のパイロットプラント見学コース 風力発電とソーラーパネルの複合施設

カーポートの上にソーラーパネル

同社のパイロットプラント見学コース

風力発電とソーラーパネルの複合施設

視察3社目:スカイライン プラザ(Skyline Plaza)

視察3社目:スカイライン プラザ(Skyline Plaza)

フランクフルトメッセという世界最大規模の展示場の隣にある大型ショッピングモールです。
同ショッピングモールの中にGPTW受賞の大手スーパーであるREWE(レーヴェ)があります。
視察4社目:マイ ジール(MyZeil)

視察4社目:マイ ジール(MyZeil)

フランクフルト中心部にある大型ショッピングモールです。地下にはやはりREWEがあり、また近郊にディスカウントスーパーALDI(アルディ)があります。
(1)REWEとALDIについて
・REWEは日本でいうイオンなど一般的量販店に相当する。同社の売上は約5兆円前後の売上であり、従業員数は32万7600万人である。
・ALDIは日本でいうトライアルなどディスカウントストアにあたる。売上はやはり5兆円前後であり、従業員数は9221人である。
・ALDIはプライベートブランドが主体であり、種類は少ないが商品の価格は驚異的に安い。例えば日本であれば400円前後するサラミの詰め合わせセットが、100円前後で売られている。
・最近ではREWEとALDIが共存共栄の関係を見出している。すなわちREWEが出店した近くにALDIが出店し、REWEよりも価格優位性がある商品カテゴリーでお客を集客している。

(2)ドイツのショッピングセンターついて
・今回視察した両施設(スカイライン プラザ・マイ ジール)は、いわゆる「アーバンセンター」といわれるスタイルのショッピングモールであり、気取らず地域住民のコミュニティとなることを目指しているモールスタイルである。
・具体的にはアメリカの都市部のショッピングモールみたいにルイ・ヴィトンなど高級ブランドのテナントが少なく、地域の商店街的なテナント(写真屋など)が入っている。
・コンセプトとしては前述の通り「地域の商店街」であり、商店街が持つ機能をもたせたショッピングモールであるといえる。

(3)総括
・REVEもALDIも卸を介さない、いわゆる中抜きである。
・パワーディスカウンターのALDIはさらに一歩進めて、プライベートブランド(=メーカ化)によるディスカウントを実現している。
・日本においても今後は卸の排除、また小売業のメーカー化が進むものと思われます。

アウトバーンでフランクフルトからハイデルブルグに移動 ハイデルブルグ旧市街の様子 ハイデルブルグ城
アウトバーンでフランクフルトから
ハイデルブルグに移動
ハイデルブルグ旧市街の様子 ハイデルブルグ城

 

以上

 

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