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GPTW5位
(1)同社の概要
・広報のテレジア氏より説明
・同社は173,000アイテムもの商品を扱う。また65,000人もの従業員がいるが合資会社であり、家族経営である。
・成功した理由は2つ。1つは国際化、2つ目はユーザーニーズを収集することである。80カ国に400拠点を持つ。ドイツ国内における売上は40%前後。
・3万人のセールスレップがおり、「We are customer’s employs(我々は顧客に雇われている)」という考え方で営業を行っている。国によって雇用形態が異なる(基本的に社員ではなく個人事業主)。
・健全な体に健全な心が宿る、という考え方でスポーツに力を入れている。オリンピックにも支援を行っている。
・また仕事だけでなく芸術・文化に興味を持つことが大事だと考えている(芸術・文化に興味のある人は仕事ができる)。欧州中に自社の美術館・博物館を持っている。一般の人も入場することができ、無料となっている。
・託児所も保有している。子供用品の店舗も持っている。
・社長にはオーナー一族が就任することがわかっていても、98%もの社員が同社にとどまる。社員は家族の一員であると感じている。
(3)同社の強み・海外展開等について
・売上のうちドイツ国内が44.5%、ドイツ以外の欧州が40%、北米9.5%、アジア4.5%、その他となっている。
・納期は原則44時間である。モットーは「正しい時間」「正しい場所」「短い納期」である。
・顧客へのイベントも定期的に行っている。
・インターネット販売にも近年は力を入れている。現在、売上の10%前後がインターネット販売である。インターネット販売の伸びは大きい。
(4)同社の商品開発体制について
・商品の平均年齢は2年くらい。本社に商品開発部があり、継続的に商品開発を行っている。
・創業者のウルト氏は完全主義者である。何かを成し遂げたら新たな別のものを求めよ、また完全な
顧客満足を実現せよ、と言っている。
(5)考察
・日本でいう同業者はトラスコ中山である。ただしトラスコ中山はウルトの5倍以上のアイテム数を扱いながら、売上は10倍近くある。品揃えを絞り込むことによる生産性のアップ、また高い商品開発力が伺える。
・また同社の社員65,000人のうち30,000人がセールスレップ(=営業を主に行う個人事業主の契約先)である。日本の場合はセールスレップという形態は根付いておらず、実際にユーザーの販売を行うのは会社組織としての販売店である。
(1)同社シンデルフィンゲン工場の概要
・シュナーベル氏より講演。
・同社シンデルフィンゲン工場では26,000人が働いており(うち8000人が開発スタッフ)、年間45万5000台の自動車を生産している。全て受注生産である。
・ベンツ社の星のエンブレムの意味は、「陸海空」という意味である。もともとはシンデルフィンゲン工場に滑走路があった。1915年より航空機のエンジンの生産に着手、1919年より車の生産に着手した。
・工場全体で4万台のロボットがある。溶接工程だけで1300台のロボットが活躍している。
・25%の労働者が外国人である。ただしドイツ語が話せない社員は雇わない。
・工場内には病院、保育園、ピザ出前、レストラン、ジム、発電所などが完備しており、工場内で生活が完結できる様になっている。
(3)同社の工場見学
・まず溶接工程を見学。KUKA社製ロボットが工程で活躍していた。
・溶接工程はスパッタが見学コースにまで飛んでくるレベルで、日本の完成車メーカーではとてもそこまで見せないレベルまで見学させてくれた。
・プレス工程は32トン/日のコイルを使用している。金型は色で管理されており、黄色がEクラス、オレンジがCクラス、緑色がBクラスである。
・ファイナルアッセンブリラインは時速3km前後のスピードでラインが流れる。作業者は帽子もかぶらず、私服で作業を行っていた。
・今回の工場見学では「プレス工程」「溶接工程」「最終組立工程」を見学した。通常、日本の完成車メーカーは「プレス工程」「溶接工程」は見せない。同社がこの工程を見せる理由は、ベンツの衝突耐久性へのこだわりを、見学者の目に焼きつけさせるためである。
・「プレス工程」「溶接工程」を見学後、ベンツの衝突実験のビデオとその際に使用した実験車両を見せられる。実験車両は時速60kmで車体の左半分をブロックに衝突しながらも、ドアは何の問題も無く開閉することができる。
・完成後は列車(800台/日)あるいはトレーラー、直接引き取りにて出荷される。
(4)同社工場見学を終えての考察
・日本のカーメーカーの工場見学では見られない様な「溶接工程」「プレス工程」を間近で見ることができた。
・ベンツは高級車であり、日本のカローラと比較しても7倍以上の単価であるためか、工場全体にかなり余裕が見られた。やはり「高く売る」努力を行うことが最も大切であると痛感した。
同社工場前で記念撮影