第1回
【新技術開発・新商品開発】
第2回
【会社の業績・生産性が上がる方向に
社員の行動とモチベーションをコントロールする】
今回は3つ目についてお伝えします。
これまで船井総研が数多くの加工業の方々と知り合い、お付き合いさせて頂く中で、昨今のような下降トレンドにおいても売上がほぼ変わらない、あるいは高収益化を果たし過去最高の業績を上げる企業が散見されます。
このような企業は、一体何をしてきたのでしょうか?
たまたま付き合っている業界が良かった、などのまぐれだけでは、こうした事は決して実現できません。
それは、第1回・第2回でお伝えしたいずれかの事に取り組んでいる事に加えて、
戦略的に、忙しい時でも、新規顧客開拓を継続している
ということです。
常に新しい顧客・業界に触れる中で、特定顧客への顧客依存度を下げ、利益率の高い企業との取引を増やしていく。
これは船井総研として一貫してお伝えしてきたことですが、
今回お伝えしたいのは、こうした活動が第1回・第2回の取り組みにとっても必須である、ということなのです。
実際、生産性を向上させるという事についても、十分な受注量がなければ、工夫して生産性を上げろ、と社員に言っても何の意味もありません。
この事について、ある機械加工業の社長は、110・120の仕事を抱えて、それを100にしていくようにすることで初めて生産性が上がる。
80・90の仕事でいくら生産性を上げようとしてもムダ、と言っていましたが、まさにその通りだと思います。
もっと言えば、生産量が落ちてヒマになれば不安や様々な思いがめぐり、モチベーションも下がってしまいます。
社員に対しては、適度な忙しさの中でどんどんテーマを与えて行かなければならないのです。
また、研究開発についても同様です。
会社に籠って研究開発を行っても何の意味もなく、世の中のニーズを収集し、それに合致させていくアクションが開発には必須です。
言わば、技術マーケティングを行わなければ、ただの自己満足に陥るのです。
もし、これまでの3回のメルマガを読んで頂いて、少しでも「ハッ」と気づくところがあればぜひ下記のセミナーに参加してみてください。
今後取り組んでいくべきこと、それをどうやって実行していくか、さらに自社の方向性がはっきりと見えるようになるはずです。
https://lpsec.funaisoken.co.jp/factory-business/053349_lp/
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