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成果出てます!我が社の取組み~部品加工業~【島田工業株式会社】

マーケティングで安定的に新規商談を創出!

自社の強みをデジタルで訴求する我が社の取組み!

板金加工・電気配線・配管溶接・製品組立・各種動作試験までワンストップ対応

島田工業株式会社


島田工業株式会社は空調機器や電気機器の設計から、精密板金加工、電気配線、配管溶接、製品組立、各種動作試験まで一貫で対応が可能な部品加工業です。しかし板金加工業を初めとしたこれらの事業を創業当初から営んでいたわけではありません。同社の創業は1973年8月。もともとは関東工業株式会社の社内外注として、溶接や断熱材の貼り付けといった仕事を請け負っていたところからスタートしています。そして設立の1980年、近くにある大手電機メーカーから空調機器のパネルやダクト、チャンバーなど「付属商品」と呼ばれる製品群の組立を請け負うようになり、1987年から本格的に精密板金加工を手掛けることになります。

    

同社の本社・第一工場とSLA工場の外観     5Sの行き届いた同社現場の様子

 

狙いたい有望商談を毎月2件継続的に獲得

同社のソリューションサイト
精密板金加工 配線組立.COM

島田工業が船井総研へコンサルティングを依頼することとなったきっかけは、群馬県内の知り合いの運送業で既に船井総研と一緒に取り組みを行っているところがあり、その会社から紹介を受けたことです。当時、同社の売上の中で某大手電機メーカーが占める割合が極めて大きく、大なり小なり顧客数を増やすことでその比率を下げられないかと同社の島田社長は考えていました。

そして縁があって船井総研のコンサルタント 藤原聖悟から「新規優良顧客を開拓するためのデジタル・マーケティング」の提案を受け、船井総研のコンサルティングの導入を決意します。

そして船井総研との取り組みを始めて1年半あまりになります。これまでに行ってきたこととして、デジタル・マーケティングの中心的な位置づけとなるソリューション・サイト“精密板金加工 配線組立.COM”の立上げとその運用、新規開拓への取組みが上げられます。同サイト立ち上げ当初から商談が発生していたわけではありませんが、今では毎月安定的に商談が発生するようになり、受注に向けて何をいつまでに行うか方針とToDoの策定も一緒に取り組んでいます。

その結果、同社として狙いたい見込み商談が毎月2件ほど安定して発生する様になりました。そのいずれもが、空調機器や医療機器の中でも特殊な用途のものの製作を、設計、板金加工から配線・配管組立、検査までワンストップでやってほしいという、当社の得意分野のものばかりです。当社の技術サービスは確かに非常にニッチなものではありますが、世の中にニーズのあるものだということを実感しております。

 

顧客のニーズに合わせて自社の事業内容を広げる!

しかしその一方、こういったOEMがらみの見積依頼は検討期間が長くなりがちですので、正式に案件を獲得したのは1件です。しかし、島田社長は次の様に語ります。「これまで発生してきた有望な商談の多くにおいて、当社の提案をお客様のほうで継続して検討していただいていることは間違いありません」「ですので、こういった案件を正式に1つ
でも多く獲得していくことが、これから当社として注力していきたいことの1つです」

同社の強みは前述の通り精密板金加工、電気配線、配管溶接、製品組立、各種動作試験まで一貫で対応が可能なことです
が、こうした強みを最初から備えていたわけではありません。今から8年ほど前に、メイン取引先である某大手電機メーカーがOEM先として委託していた業者が倒産したことがきっかけです。その際、その業者の従業員も同社が引き取ったことで技術も移管され、これらも事業内容の1つとして組み込まれることになったのです。

この様にお客様のニーズに対応する中で自社の事業領域を拡大し、島田工業は現在では従業員が100名を超えるまでに発展を遂げてきました。

 

新たなチャレンジを継続する
同社代表取締役 島田渉 氏

マーケティングで特定顧客への依存脱却を推進中!

とはいえ特定顧客への依存度が高くなると、どうしても利益率が低下傾向となり前述の通り経営のリスクも増大します。そこでニッチな分野に強いと言われるデジタル・マーケティングに取組んでいるのです。

例えば、先日少し特殊な用途の医療機器メーカー様から、板金加工~組立~検査まで1社でできるところを探していたと言われ、案件が発生しました。もともと別のOEM委託先にお願いしていたようですが、そこが対応できなくなったため、代わりの委託先を探していたといいます。同社への問合せの多くは、「もともと製造委託をしていたところにやってもらえなくなった」というお困りごとを共通して抱えているケースが多い様です。同社が得意としている分野の空調機器や医療機器は、その中でも非常にニッチな分野であり、時代の流れに伴い委託先も対応できなくなるというケースも多い様だと島田社長は言います。そのようなニッチな分野に1社で対応できる社内体制を構築してきたからこそ、今の島田工業があり、それを表現したWebサイトを介して安定した成果が挙げられているのだと島田社長は考えています。

 

新たな試み、Facebook広告にも挑戦!

また同社では新しい取り組みとして、Facebook広告と、ZOHOという顧客管理システムを媒体にして毎月メールマガジンを配信することに取組んでいます。これは広報的な側面もあるものですが、こちらからの新規案件創出にも期待していると島田社長は語ります。
特に大手企業になればなるほど、いわゆる現場のキーマンは30代半ばから40代半ばくらいの人たちです。こうした世代は完全にデジタル世代であり、今までキーマンだった世代と比較してもFacebookやインターネットをかなり活用している世代です。
そう考えると同社の一連の取組みは、あらゆる部品加工業においてモデルケースとなる取組みであると考えることができるでしょう。

 

ロボット自動化が図られた同社設備

 

会社プロフィール

会社名 島田工業株式会社
業種 空調機器関連製品の設計・部品加工・製品組立
精密プレス板金部品の設計・製造
従業員数 105名(+派遣13名)
創業 1973年8月
代表者 島田渉
住所 群馬県伊勢崎市長沼町2202
電話番号 0270-32-3516
URL https://www.shimadaind.jp/
主要設備1 ファイバーレーザー複合機×2台
LC2512 C1-AJ
主要設備2 タレットパンチプレス機×4台
COMA567 5×10 他
主要設備3 ロボットベンダー×1台
60t EG6013ARロボット
主要設備4 プレスブレーキ×12台(ATC付1台含む)
35t/50t/80t/100t
主要設備5 パワープレス×5台
150t/110t/80t/45t
主要設備6 スポット溶接機×12台(テーブルスポット溶接機2台含む)
主要設備7 YAG溶接機×2台
主要設備8 半自動溶接機×6台
主要設備9 自動耐圧絶縁試験器×4台
主要設備10 デジタル電力計×5台
主要設備11 エアリークテスター×1台
主要設備12 Heリークテスター×2台
主要設備13 トルクメーター×3台
主要設備14 ホットメルトアプリケーター×2台
主要設備15 真空チャンバー×2台
主要設備16 冷凍機×5台

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