特集 事例研究-メールマガジンの活用によって複数の引き合いを獲得【株式会社甲信商工】
ウイルス対策商品をメールマガジンとして配信することで複数の引き合いを獲得!
補助金を活用して会社サイトをリニューアルし、メールマガジンによってマーケティングを強化!
株式会社甲信商工
同社は東京都の三鷹市に本社を置く、産業機器総合商社です。1972年に創業からすぐに、1973年に運輸省船舶技術研究所、1976年に東京大学天文台の指名業者に認定されるなど、今日まで主に研究機関を対象としたお客様を中心にビジネスを展開しています。商材も機械工具・消耗品・工作機械だけでなく、金属・樹脂加工、各種工事・メンテナンス、簡易装置の製作などお客様の「調達の一元化」を図っています。
製造業の引合獲得を目的にサイトを一新
元々、研究開発部門や研究機関を主要取引先としてきた同社では、現在、製造業の会社との取引も行っており、今後はマーケットの大きい製造業の開拓強化を目指しています。その活動の一環で、様々な顧客開拓のための手法を取り入れられていますが、なかでも今、一番注力しているのが会社Webサイトのリニューアルです。
これまで、同社の会社Webサイトは事業内容や、会社概要など、一般的な会社サイトに掲載をされている内容は十分に掲載されていましたが、新たな顧客開拓につながる、自社のサービスや強みを謳ったコンテンツがありませんでした。そこで、新たな顧客開拓に結び付くコンテンツを掲載し、顧客開拓も兼ねる会社Webサイトへのリニューアルを行っています。
同社が取り組んでいる、会社Webサイトをリニューアルして魅力的なコンテンツを掲載することは、製造業の既存客・休眠顧客、および見込客から新たな引合を得るために、即効性のある施策の一つです。船井総研が日頃、皆さまにご提案している「Webサイトを活用した商談獲得」では、全く新しいソリューションサイトを作ることを推奨しています。しかし、同業他社との差別化につながる部品加工・工事メンテナンス関連のコンテンツを、今ある会社サイトに追加することも一つの手段と言えます。(サイトの変更ができるCMS等が導入されている前提は必要)
これは、一般的なサイト構築までの期間3か月と言われる中、サイト構築期間の大幅な短縮にもつながり、早期引き合いも実現が可能です※ 。
現在の様な不況下にあって、早期の結果を望まれる場合には、有効な選択肢の一つ言えるでしょう。 ※一般的にサイトを立ち上げてから運営した期間が長いほど、GoogleやYahooといった検索エンジンからの評価が高くなる傾向にあり、その分、新たな引き合い・商談発生という成果に結びつけやすくなります。
補助金活用を行い、Webサイトを構築
現在、同社でリニューアルの上、運営されているWebサイトは、「小規模事業者持続化補助金」を活用し、構築を行っています。同補助金は、昨年の時点では、経営計画に基づいて実施する販路開拓等の取り組みに対し50万円を上限に補助金(補助率:2/3)が出る制度です。対象象となる取組の例は以下
- 広告宣伝(チラシ・看板)
- 店舗改装
- 商談会・展示会出展
- 製造機器の導入や試作開発
- ITを活用した広報(ホームページの開設・改善など)
なかでも注目すべきは、⑤に示すように、会社サイトのリニューアルも対象となる点です。なお、2020年4月28日時点の最新情報では、令和2年度補正予算の「小規模事業者持続化補助金」から「コロナ特別対応型」の公募要領が追加されました。条件は紙面の都合上割愛しますが、新型コロナウイルス感染症が事業環境に与える影響を乗り越える目的として条件に合致すれば、上限が50万円から100万円に引き上げられます。第一回受付締切が5月1日、第二回締切が6月5日です。
詳細を確認する際には当社のコンサルタントに確認するか、独立行政法人 中小企業基盤整備機構の該当ページをご覧ください。
https://www.smrj.go.jp/news/2020/favgos000000k9ri.html
ウイルス対策商品をメールマガジンに掲載することで、引合を獲得
現在(4月29日時点)の緊急事態宣言の情勢では、不要不急の営業は困難な状況です。このような状況ではフィールドセールス(訪問営業)よりもインサイドセールス(訪問しない営業)がとりわけ重要となってきます。
また、在宅ワークも増えてきており、インサイドセールスの中でもDMや電話による営業もなかなか難しくなってきていることが現状です。そのような中で重要性を増しているのが、メールマガジンによるインサイドセールスです。同社では以前から名刺管理システムを活用して、多くの顧客データを保有しており、こちらの顧客データに向けてメールマガジンを送ることを新たな取り組みとして実施しています。
では、どのようなメールマガジンを配信しているのか?というと、自社の強みやサービスにおけるメリットなど様々なコンテンツが想定されてますが、現在の時流でいうと、やはりコロナ対策商品が定番です。
現在、同社では、世界初の電池と食塩水だけで次亜塩素酸水溶液のミストを発生させる空気清浄機という商材があり、この商材を取り上げたコンテンツを作成し、配信しました。その結果として、10件以上の引き合いを獲得することに成功しました。このように、時流に対応したメールマガジンの配信を行うことで、既存顧客からも新たな引き合いの獲得につなげることが可能となります。
ちなみに、この商材の特長は、消耗部品の取り換え頻度が少ないという点が挙げられます。一般的な空気清浄機はフィルターや光触媒といった消耗品を搭載しており、定期的な交換が必要なうえ、そのためのコストも発生していた所、同社の空気清浄機は、食塩水を定期的に補充し、2か月に一度の電池交換だけで半永久的に「次亜塩素酸」の微粒子を発生し続けることが可能な商材となります。また、第三者機関によって実施された不活性化効果試験では、インフルエンザウィルスやノロウィルス代替ウィルス99.9%除菌を実証され、また、アンモニアやメチルメルカプタンといった、嫌な臭いの元となる成分に関しても、75%以上除去という高い消臭効果も実証している代物です。
なお、最大の特徴は上記写真に示すような、コンパクトさです。このような大きさでウイルス対策にもなるような商材は中々ありません。このように元々の商品力も高いので、そのままでも売れますが、より効率的に販売する時に有効な媒体はやはりメールマガジンです。
以上のことから、今後魅力的な商材を仕入れられるようになった際に、効率的に引合を得るために頼れる手段は、やはりメールマガジンです。これは緊急事態宣言の最中であるからだけでなく宣言が解除された後でも活用すべき媒体の一つです。
※こちらで紹介している空気清浄機についてご興味の際は、船井総合研究所の担当コンサルタントまでご連絡ください。
会社名 | 株式会社甲信商工 |
事業内容 | 産業機器の販売、各種工事・メンテナンス、金属・樹脂加工、装置製作 |
従業員数 | 7名 |
創業 | 1972年11月14日 |
代表者 | 代表取締役 高橋淑夫 |
住所 | 東京都三鷹市牟礼2-13-9 |
電話番号 | 0422-46-6434 |
URL | https://www.koshinshoko.com |