BtoB対象のメールマガジンの開封率は30%が目標
前回のコラムで述べたマーケティング・オートメーションを運用するためには、メールマガジンの定期配信が不可欠になります。そこで不安になるのは「せっかくつくったメールマガジンがきちんと読まれているのか?」ということです。皆様もご経験があるかと思いますが、毎日大量のメールが届き、大半のメールマガジンは読まずに削除しているはずです。手間をかけて制作したメールマガジンが本当に読まれているのか?と、不安になるのは当然だと思います。
その中で、私たち船井総合研究所 ものづくりグループでは、過去40社以上の企業様に対してマーケティング・オートメーションの導入支援を行ってきた実績があります。その中で、私たちが支援するメールマガジンの開封率は平均すると30%前後であり、つくり方によっては40%を超えます。
「顧客価値」を訴求するタイトルをメールマガジンにつけよう
メールマガジンが読まれるかどうかは、タイトルで8割がた決まると考えてよいでしょう。
例えば自社名を前面に出した「〇〇工業メールマガジン」というタイトルだと、このメールマガジンがどういう価値を提供してくれるのかがわかりません。例えば自社のターゲットが大手工場の設計者であるのならば「機械部品VA・VE技術ニュース」とするべきです。もし自社が業務用の調味料を扱っている会社なのであれば「売れる!メニュー・惣菜レシピ開発ニュース」などとするべきでしょう。
なお、このメールマガジン開封率30%というのは、BtoB対象のメールマガジンにおける話です。BtoC対象(一般消費者向け)メールマガジンの場合、一般に開封率はBtoBの1/10程度の3%ぐらいと言われています。
いずれにせよ、メールマガジンの開封率はタイトルで決まり、継続的に読まれるかどうかは当然のことながらそのコンテンツで決まるのです。
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